猫を愛するならば江の島にくるべし

昨日は「以前いたグレーの猫はいますか」と、お客様が訪ねて来られました。
グレ。毎朝店の前で待っていたグレ。商品の上で堂々と寝ていたグレ。言葉がなくても心が通じ合っていたグレ。目を合わせると声を出さずにニャンと言って見つめ合った。あの感覚を忘れることができない。
息子が「お母さん、グレは不思議な迷宮に入り込んだ時に道案内してくれるような猫だよね」と言ってくれてから、いつかまたグレに会えるような気がしている。猫の形じゃないかもしれないけれど、きっとあの魂にまた会えると思うようになった。もう何年も経つけれどこうしてグレのことを忘れないで訪ねてきてくださる人がいることが有難い。猫の生き様、死に様に学び、猫的生き方を尊敬する私は生まれ変わったら必ず猫になるのです。うん。